2016年11月26日
故人にお供えする花を「供花」と言い、キョウカ・クゲと読みます。この供花を贈る場合には、絶対に守りたいマナーがあります。それは贈るタイミングとデザインです。お花を注文するのは生花店、もしくは葬儀会社ですが各業者から葬儀の会場に間に合わせる場合には、お通夜の前に届けることが鉄則です。一般的には葬儀でお通夜と告別式を行いますが、その時たいていの場合祭壇を作ります。
祭壇を作る際にお花が届いていなければ、お供えのスペースを確保することが出来ない場合があります。また、お花のデザインは宗派によって異なります。例えば仏教なら白い菊や蘭、百合が主流ですがキリスト教であるならばユリやカーネーション、また仏教では避けられることの多い薔薇を使う場合もあります。故人の好きだった花をと思う気持は理解できますが、ここはまずプロに任せることをおすすめします。
お花は故人のためだけでなく、残された遺族のためでもありますので、あまりこだわりを見せるのもタブーです。故人との関係性や葬儀のスタイル、予算などをプロに伝えて相談することが最良です。